断熱性能・日射遮蔽性能の向上方法

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省エネリフォームでは、一般的な住宅において、熱の出入りは窓など開口部から冬は58%、夏では73%が出入りしているといわれているため、断熱性能・日射遮蔽性能を向上させることが重要となります。ここではそのための方法を学ぶことができます。

断熱性能を向上させるリフォーム

一般的な住宅において、熱の出入りは窓など開口部から冬は58%、夏では73%が出入りしています。そのため、省エネリフォームでは、まず開口部の断熱性能を向上させることが重要となります。

また、窓以外でも屋根、壁、床などの場所からも、熱は出入りしているため、それぞれ断熱材を施工することが大切になってきます。これらを併せて実施することで、一層の快適性向上と光熱費の削減が期待できます。

熱の出入り比率 (出典:社団法人 日本建材・住宅設備産業協会)

窓、玄関など開口部 夏:73%、冬:58%
屋根 夏:11%、冬:5%
床 夏:3%、冬:7%
外壁 夏:7%、冬:15%
換気 夏:6%、冬:15%

断熱性能を高めるための具体的な方法としては、開口部となる窓ガラスやサッシ、玄関ドアなどを断熱性や気密性の高い設備に交換することが有効です。

さらに、壁や天井、屋根、床など外気と居室内の境に断熱材を入れることで、熱の出入りを最小限に抑えることができます。

また、目に見えない隙間より熱が出入りするのを防ぎ断熱材の保温効果を高めるために、屋根・天井、壁などに気密シートを設置することが大切となります。

具体的な施工方法例

日射遮蔽性能を向上

省エネリフォームにおいては、夏場では直射日光が室内に入ることで室温を高めてしまうことが問題となります。そのため日射遮蔽性能が高いガラスを選択することで、断熱と併せて日射遮蔽を図ることができます。

同様に、屋根に高反射率塗料など断熱効果の高い塗料を塗布することや、オーニング(雨よけ機能がついた可動式テント)を活用することも有効です。

窓・サッシ

住宅において窓からの熱の流出入の割合は大きいため、省エネリフォームにおいて窓の性能を向上させることは大切になります。

窓の断熱性能を高めるためには、複層ガラスや二重ガラスなど空気の層がガラスとガラスの間にあることで断熱性が高くなっているガラスに交換することや、サッシをアルミ製から樹脂製や木製などにすると効果的です。

また、日射熱の大部分は窓から侵入するため、日射遮蔽性能の向上が重要となります。日射熱の侵入を防ぐとともに断熱性能を高めるために、ガラスの片側表面に金属膜のコーディングをした(Low-E)複層ガラスが採用されます。また、ブラインドやカーテンでも日射遮蔽性能の向上が期待できます。

最近のサッシでは材質・構造などから省エネ建材等級を4段階に区分し、断熱性能表示ラベルが貼り付けられている製品もでてきています。

また、ガラスやサッシの交換が難しいマンションなどでは、既存の窓の室内側に断熱性の高い窓を取り付けて二重窓とする方法もありますので、状況に応じて施工しやすい方法を検討しましょう。

玄関ドア

玄関ドアは窓と同様に熱の流出入が大きい箇所となりますので、断熱性能を向上させることが大切な箇所になります。玄関ドアや勝手口のドアなど外気に接する箇所のドアは断熱性能の高い素材や構造であることが望まれます。

玄関ドアを選ぶポイントととしては、ドア内部に断熱材が充填されているものや複層ガラスなどが採用されているものを選択するとよいでしょう。

屋根・天井

屋根や天井の断熱性能を向上させるためには、天井裏に断熱材を施工したり、屋根の裏側へ断熱材を貼り付ける方法があります。

また、日射遮蔽性能を向上させるために、塗装材に遮熱効果のある高反射率塗料を塗布することも有効です。

また、小屋根に通気層などを設置すると熱により空気が上昇する力を利用して熱された小屋根内の空気を換気することができるため、より省エネ性能を高めることができます。

外壁・内壁

壁の主な断熱工法には、充填断熱工法、吹込み工法、外張り断熱工法、外断熱工法などがあります。

壁の断熱性能を向上させるためには、室内または屋外の壁を一度剥がしたあとに、断熱材を施工し外壁を再び貼り付ける工程が必要となる場合があります。

壁を貼り直して断熱性能を高める場合は、壁の劣化による張り替えや耐震補強による壁の張り替えなど、その他の壁リフォーム工事と併せて施工することでコストを抑えることができます。

充填断熱工法などでは壁を壊すことなく施工できる場合もあります。

充填断熱工法
一般的な住宅における断熱工法となり、壁と柱や間柱の間に断熱材を充填する工法となります。

吹き込み工法
繊維上の断熱材をほぐして、壁の空隙に吹き込む工法です。

外張り断熱工法
外壁の外側をボード上の断熱材で囲ってしまう工法となります。

外断熱工法
コンクリート区外の外側に断熱材を貼り付ける工法。

床の断熱性能を向上を図るためには、床下に断熱材を貼り付ける工法があります。室内の熱を逃がしにくくなるため、省エネルギー住宅につながります。

省エネ・エコリフォームの情報・トピックス

省エネ・エコリフォーム成功の方法

近年、「省エネ・エコリフォーム」を実施する人が増えてきます。省エネ・エコリフォームを実施することで、住まいの快適性や耐久性の向上が図れることに加えて、環境負荷の低減やエネルギー使用量の削減による低コストなどさまざまな効果が期待されます。

ここでは環境に優しく、快適な住まいにするための省エネ・エコリフォームについての基本とメリットをご紹介します。税制については省エネリフォームの減税制度についての記事でも内容を確認することができます。

省エネ・エコリフォーム成功の方法を見る

省エネ・エコリフォームの価格傾向

主な価格帯:30万円~500万円以上

省エネ・エコリフォームをすることで、快適な生活を遅れるだけではなく地球環境に優しくなれたり、光熱費を抑えることができるなどメリットがいっぱいあります。

省エネ・エコリフォームでは窓や玄関ドアの交換といった開口部への対応がまず求められますがこの場合は設備のグレードや数などにもよりますが30万円~60万円程度が目安となります。

外壁・屋根、床下などに断熱材を充填したり断熱パネルに交換するとなると大掛かりになってくるため200万円~500万円の費用がかかってくる傾向があるようです。

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