パッシブハウスで省エネ住宅へ

/ 201Views

 

省エネリフォームの考え方の1つパッシブハウスについての内容や基準を満たすために必要なことを解説します。

パッシブハウスとは

パッシブハウスとは、1991年にドイツのパッシブハウス研究所にて確立された省エネ住宅のスタンダードです。

パッシブハウスの省エネ性、断熱性、気密性は世界トップレベルで、その基準は世界各国の省エネルギー基準の中で最も厳しいと言われており、その基準を満たしていれば、気温が-20度にもなる極寒の地でも暖房なしでも過ごせるといわれています。

パッシブハウスで求められる機能としては、蓄熱・日射取得・日射遮蔽・通風といったパッシブ(受け身)な手法と、シンプルな設備のみで快適な室内環境を達成できる高気密・高断熱な住宅を組み合わせた、高機能な省エネ住宅となります。

「パッシブハウス」が最も普及しているのはドイツで、最初は個人住宅からでしたが、有効性が認められるとともに徐々に範囲が拡大し大規模なマンションやオフィスなどにも広がってきています。

そして、その経済性が実証されるとドイツ、オーストリアを中心に大きく普及し、近年ではヨーロッパとは気候の異なる各国でもパッシブハウスの導入が試みられています。

日本のパッシブハウスの考え方

日本は四季がはっきりしていることにくわえて、国土が南北に長いため、北の地域では冬が長く、南の地域では夏の暑さが厳しくなってきます。

このような普段から暮らしている環境の気象条件を住まいに活かして太陽光や太陽熱、風の力など自然エネルギーを最大限活用することが「パッシブハウス」の考え方となります。

そのため、夏場であれば太陽の高度を計算して軒の出や窓の大きさや位置に気を配ったり、庭の南側に落葉樹を植樹して夏は太陽光を和らげてもらい冬場であれば逆に太陽光を取込やすくするなどの工夫と設計が必要となってきます。

パッシブハウスの基準を満たすためのポイント

パッシブハウスでの基本は、自然エネルギーの力を目いっぱい引き出し、生活の中でもそれらの恩恵を余すことなく享受するする家、そんな自然の理にかなった暮らしを目指すことが求められてきます。

また、どんなに優れた家をつくったとしても住む人の意思ひとつでエコハウスになるかは変わってきます。少し熱いからとエアコンなどで人工的な温度調整をしていてはエコな暮らしとはいえません。

主役は涼しい風や太陽のあたたかさとなり、補助としてエアコンをつかうことが求められてきます。少し我慢するぐらいが体にも地球にも優しい環境をつくってくれます。

窓・サッシなど開口部の断熱

一般の住宅では、熱の流入出の最も多い場所は「窓」など開口部といわれています。夏場であれば住まいに侵入してくる熱の約71%が窓など開口部から侵入となり、冬場であれば室内で暖めた熱の約48%が窓から流出しているといわれています。

そのため、窓・サッシの断熱性能を向上さることが大切となります。一般的にサッシ部分ではアルミ製よりも木製の方が高い断熱性能を発揮するため、可能であれば木製のサッシに交換。

また窓ガラス自体にもペアガラスやトリプルガラスなど複層ガラスを採用するとよいでしょう。マンションンなどでガラスの交換が難しい場合は内窓を取り付けるなどが有効です。

壁・床・天井(屋根)の断熱

しっかりとした断熱性能を発揮するためには、住まい全体を断熱材で覆う必要があります。そのためには壁や床、天井(屋根)への断熱材の貼付けや充填が必要となってきます。

断熱リフォームには様々な方法があり、その住宅の状況や地域の特性により最適なものは変わってきますので、リフォーム会社と相談のうえ最適な方法を検討するとよいでしょう。

換気計画を立てましょう

「断熱性能が高い=気密性が高い住まい」では、シックハウス対策として室内の汚れた空気を屋外へ排出し新鮮な空気を取り入れるようにする計画的な換気が大切になってきます。

適切な換気ができなければ、結露やカビの原因ともなり、住宅の寿命や住民の健康に害を及ぼすこともありえます。

自然のエネルギーを有効活用

パッシブハウスでは最新の設備を取り入れるばかりではなく昔からの生活の知恵も活かしていきます。

夏であれば、朝晩はなるべく窓を開けてエアコンではなく自然の涼気を取込むようにし、日中であれば太陽光をでくるだけ室外にて遮る工夫をします。

例えばブラインドやカーテンなどで陽射しが室内に入らないように遮ったり、庭の南側に背の高い落葉樹を植えて陽射しを遮ってもらうことも有効です。

冬であれば、太陽の光を取り入れやすいように窓の位置を工夫したり、植樹する木の種類や高さを調整します。

創エネ

パッシブハウスに加えて、太陽光発電や太陽熱温水器を設置して創エネすることで更にエコな暮らしをすることができます。太陽は私達をまんべんなく照らしてくれていますので、上手に活用していくようにしましょう。

省エネ・エコリフォームの情報・トピックス

省エネ・エコリフォーム成功の方法

近年、「省エネ・エコリフォーム」を実施する人が増えてきます。省エネ・エコリフォームを実施することで、住まいの快適性や耐久性の向上が図れることに加えて、環境負荷の低減やエネルギー使用量の削減による低コストなどさまざまな効果が期待されます。

ここでは環境に優しく、快適な住まいにするための省エネ・エコリフォームについての基本とメリットをご紹介します。エコリフォームの税制については省エネリフォームの減税制度についての記事でも内容を確認することができます。

省エネ・エコリフォーム成功の方法を見る

省エネ・エコリフォームの価格傾向

主な価格帯:30万円~500万円以上

省エネ・エコリフォームをすることで、快適な生活を遅れるだけではなく地球環境に優しくなれたり、光熱費を抑えることができるなどメリットがいっぱいあります。

省エネ・エコリフォームでは窓や玄関ドアの交換といった開口部への対応がまず求められますがこの場合は設備のグレードや数などにもよりますが30万円~60万円程度が目安となります。

外壁・屋根、床下などに断熱材を充填したり断熱パネルに交換するとなると大掛かりになってくるため200万円~500万円の費用がかかってくる傾向があるようです。

省エネ・エコリフォームの価格と費用を見る

無料 商品+工事+保証を含めた諸経費コミコミのリフォームシミュレーションはこちら 2分でかんたん!専門知識不要!

関連記事