ステンレスキッチンの知っておきたいこと

/ 161Views

ステンレスキッチンについて

ステンレスキッチンは、その名のとおりステンテスにより作成されたキッチンで、ステンレスの特性である耐水性・耐熱性・耐汚染性に優れています。ステンレスは鋼とクローム、ニッケルなどからなる合金ですが、その構成比により特性が異なってきます。

一般家庭な家庭に使用される「18-8ステンレス」とも呼ばれる「SUS304」では磁石がつきませんが、業務用に使用されている「18ステンレス」とも呼ばれる「SUS430」では磁石がつくようになります。また、ステンレス板の厚みに関しては、従来の流し台やセクショナルキッチンなどであればt0.6前後のものが多くなりますが、システムキッチンなどワントップの場合は、t1.0前後(1mm厚のステンレス)のものが多くなってきます。

ステンレスキッチンのポイント

丈夫でサビに強い

ステンレスは、「Stain less(錆びない)」との名前のとおり、錆びにくい金属となっています。特にキッチンでよく利用される18−8ステンレス(SUS304)は水や熱に強くキッチンに最適な素材となります。 ステンレスは、確かに錆びにくい鋼で一般の鋼に比較すると極めてすぐれた耐食性を有する材料ですが、絶対にさびない金属ではなく特定の条件下ではサビることもありますので、正しく使うことが大切になります。
※ステンレスがサビにつよい仕組みは、鉄にクロムを添加するとクロムが酸素と結合して鋼の表面に薄い保護皮膜を生成します。この不動態皮膜がさびの進行を防ぎます。また、傷がついたとしても、周囲に酸素があれば自動的に再生する機能があるため、サビに強い機能を維持しつづけられます。

汚れに強く落としやすい

汚れがつきにくいステンレスなら、清潔でお手入れもカンタンです。汚れも素材に染み込まないため、サッと吹くだけでお手入れができます。

熱に強く劣化しにくい

コンロやシンクまわりは、油の飛び跳ねや茹でこぼしなどが考えられますが、ステンレスは熱にも強く表面を覆う薄い皮膜がサビからも守ってくれます。
※一般に、どのステンレス鋼材であっても500度程度までであれば、あまり強度などが減衰することもありません。

ステンレスキッチンの価格傾向

ステンレスキッチンは、一般的なキッチンと比較するとステンレスの素材価格が高価なこともあるため、比較的高めになってきます。素材や商品にもよりますがシステムキッチンなどであれば50万円~200万円ほどが中心価格帯となってくるようです。

ステンレスの種類

ステンレスキッチンに利用されるステンレス材の種類は主に、SUS304 とSUS430があります。以下は、それぞれの主な特徴となります。

①SUS304(18-8ステンレス) ②SUS430(18ステンレス)
主な添加要素
①Cr(クロム)18%、Ni(ニッケル)8%を含むステンレス
②Cr(クロム)18%を含むステンレス
磁性
①なし(磁石がくっつかない) ②あり(磁石がくっつく)
価格
①高価 ②安価
耐食性
①かなり高い ②高い
耐熱温度
①高い ②かなり高い
熱伝導率
①鉄の1/5 ②鉄の1/3
熱膨張率
①鉄の1.5倍 ②鉄と同等
強度
①高い ②劣る
光沢
①高い ②劣る
加工性
①高い ②劣る
補足
①最も広く普及している鋼種の一つとなります。耐食性、溶接性、機械的性質が良好なことで知られています。
②磁性がありますが、他の鋼種に比べるとやや耐食性、加工性には劣る部分があります。

ステンレスキッチンの表面加工

ステンレスキッチンの表面加工方法によって、ステンレスキッチンのイメージも変わってきます。仕上げ方にはいろいろ種類がありますが、キッチンによく用いられている表面加工方法では「ヘアライン」仕上げ、「バイブレーション」仕上げなどが人気のようです。

ヘアライン仕上げ
ヘアラインという名前のとおり、髪の毛のような細い線が連続する柄となっているもので、波打つような柄となりマットな輝きの仕上げとなりシャープでモダンな印象が特徴です。
設置後、間もないうちは手垢や指紋、擦り傷などが気になるかもしれませんが、使い込むうちに馴染んでくるようになります。

バイブレーション仕上げ
バイブレーション仕上げは、円弧状の深い研磨目やソフトな研磨目をランダムに加えたもので金属の表面にパーマ状のヘアラインを無数に施していく仕上げ方法となります。別名「パーマネントヘアライン」「ランダムヘアライン」とも言われています。
ヘアラインのような光沢はなく、アルミ素地のようなソフトな風合いが生まれるためコンクリートや木材との融合性にも優れています。ただし、ヘアラインと比較すると5割程度割高となる傾向があるようです。

コイニング仕上げ、エンボス仕上げ
細かなドットで表面のこすれキズを防ぎ、目立ちにくく加工された仕上げ方法です。ただし、確かに傷等が目立ちにくいのですが、凹凸部分に汚れがつきやすく清掃性に欠ける点もあります。

ステンレスキッチンのメンテナンス方法

ステンレスは一般的な金属に比べて、サビにくい素材ですが使用条件や環境次第では汚れやサビが発生します。その原因としては、車両の走行や工事に含まれる粉塵やホコリの鉄分によるもらいサビ、自動車の排気ガス中の亜硫酸ガス、海岸地帯であれば潮風による塩分などが考えられます。

これらの原因により汚れやサビが発生したとしても、早期にお手入れをすることでカンタンに除去して、きれいな表面状態にすることができます。以下は、ステンレスキッチンのケース別のお手入れ方法となります。

毎日のお手入れ方法

基本的には、使用後や気がついたタイミングで「サッと掃除」します。水でぬらした布で拭いた後に、乾拭きします。

汚れが気になりだしたら・・

毎日のお手入れでは落とせないような汚れが目立ち始めたら、汚れの原因に合わせて最適な方法で効果的にお手入れします。

「水あか」が主な原因で発生するステンレスのくもりは。スポンジや布に中性洗剤を付けて拭き取るようにしましょう。キレイに除去しきれない場合は、ステンレス用清掃薬液などを試してみましょう。

「点状のサビ」が発生している場合は、ステンレスたわしやスポンジ、布に中性洗剤を付けて拭き取ります。十分に除去できない場合は、市販のステンレス用清掃溶液、炭酸カルシウムやみがき粉などでこすり取るようにします。

「黄褐色のサが固着」している場合は、市販のステンレス用清掃溶液で対処します。その他、硝酸を15%に希釈した液でも対処できます。

注意点

お手入れ後は必ず十分に水拭きをして、薬品などが残らないようにしましょう。放置するとサビの原因となる場合があります。スポンジやブラシなどで拭き取る場合は、ステンレスの研磨目にそって均一に力をいれて拭き取るようにしましょう。

無料 商品+工事+保証を含めた諸経費コミコミのリフォームシミュレーションはこちら 2分でかんたん!専門知識不要!

関連記事