屋根材の種類と点検方法

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屋根リフォームにおける屋根材の種類別のメンテナス方法や耐用年数、特徴などについて学ぶことができます。

屋根材の種類と点検方法について

屋根の主要なものには「粘土瓦」「化粧スレート」「金属系」などに分けられます。屋根材の種類によって、それぞれ外観はもちろん機能や性能が異なってきますので、住まいの状態や目的に合わせて最適なものを選択するようにしましょう。

メンテナンス時期、想定耐用年数に関しては一般的な目安となります。お住まいの地域や施工方法、メンテナンス方法になり多少前後する可能性がありますので、気になる場合は1年に1回程度は目視で簡単に状態をチェックするとよいでしょう。

粘土瓦

昔ながらの和瓦で、日本の風土に適しており、耐水性、断熱性、遮音性、耐久性などが優れています。ただし重たいうえコストが高く、地震の揺れや強風などでズレて割れたり剥がれる場合があります。

メンテナンス時期・方法
5年ごとに点検。
割れやズレがないかを確認します。

想定耐用年数
20~30年ぐらいで葺き替えを検討。
条件さえよければ50年以上持ちます。

セメント瓦

主原料のセメントと砂を混ぜて作った瓦のことをさします。粘土瓦に比べ、形状やサイズは似ていますが軽量で、防水用の塗装を施します。

また、1枚ずつ重ねて施工するため、1枚単位での補修が可能になります。大量生産が出来て均一性に優れ、低価格なために戦後の大都市圏を中心に屋根材として広く用いられました。

しかし、セメントは水に弱く、雨に濡れると成分であるカルシウムが流れ出てしまうため、塗装等の定期的なメンテナンスなどの維持管理に手間がかかることもあり、現在では新築工事等でセメント瓦を採用することは少なくなりました。

メンテナンス時期・方法
5年ごとに点検。
状態を見ながら約15~20年で塗替えを検討。

想定耐用年数
20~30年ぐらいで葺き替えを検討。

化粧スレート

スレートとは、粘板岩を薄く加工した板のことで、屋根の仕上げ材や外装材などに使います。粘板岩は、硯の材料などにも用いられるもので、天然のスレートは高価なため、セメントに繊維を混ぜて強化した薄い板状の人工的なスレートの使用が一般的です。

瓦などと比べて軽くて耐久性もあるため、多くの住宅の屋根に使用されています。経年劣化により剥がれや浮きがでてくるため定期的な塗替え(塗装)が必要となってきます。

スレート材は、湿気、紫外線、水分(雨、乾燥)、地震、風によるしなり、揺れによるスレート材への負荷が原因で劣化していきます。よって自然現象による気温の変化等で徐々に強度は落ちてしまいます。※気象条件やお住まいの地域にもよります。

また、通気性が悪いため下地の木材の腐食や劣化が起こりやすいともいわれています。

メンテナンス時期・方法
5年ごとに点検。
状態を見ながら約10年ごとに塗替えを検討。

想定耐用年数
15~30年ぐらいで葺き替えを検討。

ガルバリウム鋼板

溶融アルミニウムや亜鉛合金メッキ鋼板を総じていいます。これらは鉄板を基材としたアルミニウム、亜鉛、シリコンからなるメッキ層を持ちます。アルミニウムの特徴である耐食性、加工性、耐熱性、熱反射性と、亜鉛の特徴である犠牲防食作用により、従来の鋼板よりも耐久性に優れているのが特徴です。

建物の外壁や屋根材、雨樋・ベランダまわりなどの各種建築材料として近年使用が増加しています。

ガルバリウム鋼板の劣化は、基盤である鋼鈑が錆びることによっておきます。錆を発生させないように、定期的にメンテナンス・塗装をすることが長持ちさせるためのポイントになります。

メンテナンス時期・方法
3~5年ごとに点検。
状態を見ながら約10年で塗り替えを検討。

想定耐用年数
20~30年で重ね葺きや葺き替えを検討。

トタン

耐食性を持たせるために亜鉛めっきをした、薄い鋼板のことです。単に「トタン」ともいいます。平板と波板に成形したものがあり、主に建築資材として用いられています。

トタン波板は、かつては住宅を含む木造建築物の外壁や屋根、塀などの材料として広く利用されていましたが、現在では住宅に使われる機会は減って、簡易な建造物に使うのことが多くなりました。

デメリットは薄い鉄板となっているため、断熱性が低く、雨音なども伝わりやすいことがあります。

メンテナンス時期・方法
3~5年ごとに点検。
状態を見ながら約10年で塗り替えを検討。

想定耐用年数
10~15年で重ね葺きや葺き替えを検討。

折板(折半)屋根

折板(折版)屋根は、鋼板を折り曲げて山形に連ねた形状の屋根で、工場や体育館でよく見られる屋根でしたが、最近ではローコストで設置可能なことから、木造住宅でも採用されています。

ただし他の屋根材と比較して耐久性が低いとされているため、防水加工や防錆加工が大切になってきます。

メンテナンス時期・方法
3~5年ごとに点検。
状態を見ながら約10年で塗り替えを検討。

想定耐用年数
10~15年で重ね葺きや葺き替えを検討。

アスファルトシングル

アスファルトシングル葺きとは、屋根材の一種で、無機系の基材にアスファルトを塗った板状の素材で屋根を葺くことです。米国で80%以上の住宅の屋根に使われている材料です。「シングル」とも言います。

アスファルトシングルは軽量で加工しやすいのが特徴です。工法としては、下地に接着剤に貼り付ける方法と釘で打つ方法があります。重さは瓦の5分の1程度で、防水性、防火性、耐久性、耐震性などに優れ、安価であることから、一戸建て住宅やマンションで採用されています。

メンテナンス時期・方法
5年ごとに点検。

想定耐用年数
20~30年ぐらいで葺き替えを検討。

屋根リフォームの情報・トピックス

屋根リフォーム成功の方法

屋根は普段目に入りづらい場所にあるため気にすることが少ないですが、日射しや風雨などから住まいを守ってくれる重要な役割がある箇所となります。

外壁同様に過酷な環境にさらされているため傷みやすい箇所となりますので、定期的な保守・メンテナンスを実施することが大切となります。

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屋根リフォームの価格傾向

主な価格帯:50万円~150万円

屋根のリフォームは50万円~150万円が中心価格帯となってきます。

費用の傾向は屋根材の補修方法や使用する素材や劣化状況にもよりますが、塗装のみであれば50万円以下、重ね葺き(カバー工法)となるとおよそ100万円ほどの工事となり、葺き替え工法では撤去費用などもかかるため100万以上となってきます。

また、屋根と外壁はいずれも足場を設置するコストが発生することとメンテナンス時期が近いため、同時に施工してトータルコストを抑えることができます。

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